2月20日から新しいホームページをUPしました。
コラムということで、自由に気軽に思いついたことをいろいろ書いてみたいと思います。
開業してから8年たちますが、開業当初のことを思い出すことがあります。来院する患者さんが少なかったので、時間が余っていて本を読んで勉強していました。以前は、大学病院に勤めていましたが、自分らしく地域医療にたずさわりたいと常々思っていたんですね。なんとなく黒澤明の映画に出てくるような「赤ひげ先生」のようなものにあこがれていました。
場所は、新小岩に決めていました。母親が病気で倒れ、18歳で千葉県に転居しましたが、それまでずっと新小岩で過ごしました。地元の小松小学校、小松中学校をでましたが、患者さんの中には、その時の同級生とか、その親御さん、御兄弟などもいらっしゃって、「なんだ~あの高橋君か~」、そんな会話になることもよくあります。
新小岩のいいところもそうでないところも理解しているつもりです。幼い頃の原風景とでもいいましょうか、何かやきついているんですかね。以前、勤めていた病院の関係で、山の手線の近くに部屋を借りていましたが、何か住みづらい、なんとなく違和感がある感じがありました。やはり、自分の生まれ育った土地で仕事をできるのはありがたいですね。昼休み、近所を散歩しても、自身の思い出を重ねるように歩いたりしています。